三井不動産の新築マンションでは次々とマンションの第三者管理が初期導入されています。
これは、従来であればマンションを所有している人で構成される管理組合とその代表者による理事会でマンションの管理をしていくという形でしたが、理事会の部分をすべて第三者に任せてしまうという形式のことです。
スムログにも質問が多く寄せられるのですが、実は管理組合を長くやっている人ほど、第三者管理?いいんじゃない?という意見の方が多いとか。まだ事例が少ない第三者管理の是非について語ります。
三井不動産の新築マンションでは次々とマンションの第三者管理が初期導入されています。
これは、従来であればマンションを所有している人で構成される管理組合とその代表者による理事会でマンションの管理をしていくという形でしたが、理事会の部分をすべて第三者に任せてしまうという形式のことです。
スムログにも質問が多く寄せられるのですが、実は管理組合を長くやっている人ほど、第三者管理?いいんじゃない?という意見の方が多いとか。まだ事例が少ない第三者管理の是非について語ります。
三井のマンションでは北仲のタワーあたりからよく聞くようになりましたが、最近では郊外・100戸程度のごく普通のマンションでも第三者管理で初期設定。柏もそうだったので新築では非常に高い割合で”理事会なし”に移行中かなと。
三井の海老名のマンションも第三者管理と聞くと、この流れは間違いないですね。
三井を買ってください。三井が責任を持って管理をします、と。
坪200万級、100戸そこそこの”普通”のファミリーマンションですから、三井は新築”全部” 第三者管理(いろいろタイプはあるけど、”理事会なし”タイプ)にかじ取りしたとみるべきでしょう。 もともと山手線の内側クラスの都心新築は全部そうだと言ってました。
第三者管理って、「これあかんやん」となったときにどうしようもない(立候補できない、世直しできない)リスクはありますよね
三井方式では監事も管理者が選ぶので、私が監事だったら区分所有者よりは自分を選んでくれた管理者に阿ります
結局、trust 三井!ってことなのでしょうけれど…
元々国交省の委員会が書いていた絵では”管理者”と”管理会社”は別ってつもちだったんですよねぇ・・・・
同じ管理会社の本社と支社で理事会ごっこをやるのではなくて
外部のマンション管理士が管理者になって管理会社とやりあう
&監事は区分所有者から(管理者の監督、管理会社は監督しない)
というのが国交省のイメージした第三者管理でしょうか
5-6年くらい前に規約に第三者管理を検討していたときに、委員の人は外国視察とかしていましたから、もともとはそうだと思います。
はじめまして。管理会社が管理者になると問題が多発しそうですが、国土交通省が考えていたイメージなら良かったのにと思います。しかし、大手デベと系列の管理会社はそんな事しないんでしょうね。いい制度になりそうなのに残念です
いくつかのファミリーマンションで”第三者”ってとこのマンコミュに住民板をみても殆ど話題になってないんですよね。まぁ私が会計事務所だったら管理者よりですかねぇ
【理事長側からみて】
管理も”スケールメリット”は効くはずなのですが、実際にはたまたま覚醒した理事長1人の無限の苦労に残り全戸が「ただでやってくれるなら」でフリーライドしている構図はとても多くて、私のやってる理事長の会RJC48でも疲弊している理事長をよく見ます。
→殆どの理事会の全ての活動時間は、マネージャークラス1人の1年間のフルタイムの労働時間内で置き換え可能だと思うんですよね。つまり”理事会をなくすこと”そのものによるコストアップは数百戸を超えるメガマンションであれば管理費に計上しても耐えられないものではない。となると誰もやりたがらないなら理事会とか要らなくね?とか思うわけです。
第三者管理!
課題は沢山あれど、マンション管理に疲れた理事会セクター的には魅力的な響きですよね。
逆に現状維持でよければ、(お布施さえ払えば)しっかりやってくれるんじゃないかな…と期待したくなります。
はるぶーさんの書き込みで論点と課題が整理されている感がありますが、個人的には覚醒した理事長・役員が打ち手を繰り出すことが出来ない点と、三井さんを信頼しきれるかをどう見るかかなと考えています。
ただ、覚醒した理事会役員って限られますよね…。
それを思うと、第三者管理は合理的かなと傾いちゃうわけです。
住民の所得水準が一定水準以上になってくると、毎月集まっては疲弊していくことに経済合理性が完全になくなるので、「カネ払うから後はヨロシク」でやるのが平和だと思います。
問題は、坪いくらからその水準なのかということ。中途半端に高いマンションだと色々つらい。
RJC48に”誰も理事長がこなくなる”って坪400超えあたりなのでそのあたりか、あるいは30年とか経過していて管理崩壊でやばいとのどっちかかなとか思っていたんですが、三井さん最近坪200でも入れてきますよね・・・
財閥系のデベや管理会社を盲信してる層にも、第三者管理はマッチするのだと思います。素晴らしい養分です。
パークタワーほげほげタワーって名前のマンションを、例えば三井以外にリプレースしたいオーナーがどのくらいいるのかなぁとは思うんですよね。いろいろ養分になってますってのは理事会で財政を扱わないと、総会の資料でなんとか黒字だねって決算を見ても見えてこないですよね。
「xxのマンション」を期待して買った方が、「少しでも安くするためにxx系列以外にリプレースしたい」なびく可能性って低いと思うんですよね。
その環境下で養分を批判しても、可視化しても、そしてコスト削減努力をしても幸せになる人って限られている気がするんです。
などと思うと、私は第三者管理をそこまで批判する気にはならず、「高くなるのを分かって買ってるんでしょ?」と逆に言いたくなる次第です。
理事会(理事長)が被弾する理由の多くが、全部管理会社任せでぼったくられてないか?なので理事長≡管理会社なら、総会でタコ殴るのが好き(だけど自分じゃ理事会なんてやらない)オーナーが好きに総会屋をやればよくて、仕事でもない理事が病むことがない分よくはないかな?とは思うんですよね。ただで虐めに会う仕事じゃ誰もやりたくない。
【事例を集める】
第三者管理(はっきりと理事会を置かないタイプでないと、購入者全体には理事しなくて済むでは刺さらないかな?)の事例などを書き込んでいってくれたらなと
パークホームズ柏タワーレジデンスや
パークホームズ海老名ブルームプレミア(両方三井)
が、第三者管理でいくようですが(スムログ相談を除いて)
殆ど、マンションコミュニティの掲示板でも話題にはなっていません。
・・・つまり殆ど購入者は関心がない
なぜか話題にならないんですけど、柏を見学したときに、長期修繕計画が40年で組まれていたり、2~11年目まで毎年積立金が増額されてそのあと30年均等積立方式に至るような内容が原始規約に組み込まれている点は「適正化提案しなくて良いなんて、なんて素晴らしいんだ!」とほめたくなりました。
※ もちろん、はるぶーさんと濃厚接触疑いを持たれると後々大変なので、黙ってましたが・・・。
規約別表にN年目の積立金と書いてあるので、最初40年くらいまで総会やらなくても勝手に上がっていくのは大きいですかね。
それ、別に第三者管理のマンションでなくても原始規約に組み込めるはずなんですが、パークタワー勝どきとかハルミフラッグはどうなっているのでしょうね…
晴海フラッグは、ずっと先まで上がっていくのを”規約的に保証する”設定ではありませんでしたよね。今後上がっていく”予定”なんて書いてあっても買った3秒後には購入者は忘れてしまうので・・・どんだけ鳥アタマやねん・・・5年後に値上げとか総会上程するともう理事会の責任にされちゃうってこと →
→なので、第三者に初期設定するなら、はるか先まで積立金を均等か、総会によらない自動値上に規約別表で設定するしかない。柏の三井のは1年目125円が10年かけて+10%毎年上がっていって、最後250円で40年固定、準備金12500円/平米だったかな。なんだよやればできるじゃんとか(自分で被弾はしたくないんだろうと)
【オーナーから見て】
一方で、高額の工事とか管理会社主導でいいのか?とか、委託経費をボラれているのでは??とかは、理事会に対する批判としては日常茶飯事のものです。理事会(理事長)役と、管理会社の役を両方管理会社にお任せしてコスト面は大丈夫?は心配にはなるところかなとは
理事などの経験のない ”オーナーから見て” の感想もお待ちしていますね
【話題の新設はこんな感じで・・・】
(テーマの新設は【】でもつけてやっていただき、もとのテーマに関連したコメントは、”返信”の機能を使ってもらえると整理されやすくて助かるかなぁ・・・と。)
しばらく皆様の書き込みにお任せしておきますね。
なんでか、スムログに3件も質問が来てたので
必須かと問われれば必須ですよね。しかし誰かが理事という貧乏くじを引かなければならない、順番が回ってくればやらなければいけないというようなネガティブな意味ではないはず。なのですが…大多数の方はそうではない。前向きに取り組める工夫、インセンティブってどんなものがあるのでしょう?
どうしても”独裁”っぽくなっちゃうんですよね・・・3人くらいとかがリーダーで回せればいいんですが。実際問題として”誰も積極的にはやりたくない”ってマンションは結構ある気もするんです
そういうリーダー気質の人材を輩出できるマンションっていうとやはり中小規模では可能性が低くて、そういう意味でも大規模が有利なのでしょうね。
理事長の会(RJC48)に複数人参加しているマンションって片手で数えられるくらいしかないですよ。ファシリテーター的能力(議長向き)が高い人が自主的にでてきて仕切ってくれる確率って数千戸に1人とかしかでてこないのでは?と。湾岸とか巨大マンションばかちのとこでも1000戸くらいでもどうもってのは散見されます。
【第三者管理移行のタイミングは?】
肥満レベルの初期設定に心を痛めてきた管理クラスタとしては、初期設定をそのまま受け入れてしまうことに抵抗があります。
暫くは手弁当での改革を行い、筋肉質な体制としてからの第三者管理移行が至高と思うのですが実現可能性等はどんなもんでしょうか?
管理会社の目指せるのは満点でもなければ、赤点でもないでSABC・・・とかあるならぎりぎりAを安価に省エネで確保でしょう? 一方理事会でやってるとこは、満点もありますが、逆噴射してるとしか思えないとこもある。Sになってから同じでキープしてなら理事会制度でよくない?とも。
理事会制度でSになってから、第三者管理でSマイナスくらいを維持してもらえば…と。
しかし某第三者管理のマンションの茶番理事会議事録とか見るとあれでいいのかなあ…とは思うよね。やっぱり村の中からいけにえを出さないと村は維持できないんとちゃうんかという気がする。
どうしても「理事会の議事録」がないと住民が納得しないで、本部が”理事長”役、支店が”管理会社”役で三井ー三井で社内打合せして議事録を公開とかは、実際のところは茶番って気もしますからね。
”いけにえ”って語感はさすがあかいさんです。
とはいいながら、多分赤井さんと私が議事録『もどき』を見た横浜のタワマン、共用部の保険の会社を三井から、新築事故歴なしだと有利な三菱系の東京海上に住民からのコメントを受けて代えてますよね。そういうとこはフェアにやってるんやなとは。
素人的には第三者管理に賛成が多いと思います(僕の感想)
理由は、何かメンドクサイこと、例えば理事長などを第三者にやって貰えれば楽だろう。
自分がやらなくて済む。
そういう短絡的な思考のみです。
管理会社の養分になったらどうするの?
という思いより、
まぁ輪番が無くなり楽になる。
という思いの方が強いと思います。
素人なんで。
こうした考えを持つ方が大勢か、若しくは今後大勢になっていくよう思います。
ここ数年どんどんマンションのお値段が上がったのと無縁ではないと思います。坪400万なら1㎡月400円とか、マンションの値段∝住民収入∝管理コスト受容性なので、”管理崩壊”のほかに、誰も住民が管理に関与したくない(割損だから)という動機は無視できないと思います。誰かが”生贄”になってくれるなら無論理事会制度のほうを支持するのでしょうが。
おっしゃる通りで、「割損だから」という動機は強いと思います。
もし、誰かが生贄(=往々にして理事長)になり、生贄の無限の苦労にフリーライド出来るなら理事会制度を支持。
そうでなければメンドクサイから第三者管理を支持。
大勢はこういった考え方ではないでしょうか。
※あまりに身勝手な考え方ですが大体こんなところだと思う…
無論、僕個人的としてはこんな身勝手な考え方は大反対です。
あまりに当事者意識が無さ過ぎる。
しかし、実態のところはこんな考え方が大勢を占めるのではないだろうか。
だから第三者管理は普及していくのではないか。
そう思った次第です。
古代アステカ文明では組合ではマンションが修繕できずに消滅するという終末信仰が普及していて、理事長の新鮮な心臓を神に奉げることで組合の消滅を先延ばしすることが可能になると信じられていたわけです(笑)
日々の管理はお任せしたい(金で解決)派なのですが、竣工時に瑕疵があった場合に区分所有者がコミュニケーション取れない状況でどんな対応を取れるのか?が気になります。売主と管理会社が同じだと個人毎に不具合報告しても「仕様の範囲です」と対応してもらえない可能性がより高くなるかなと。
第三者管理と同時に、区分所有者の声をまとめる代議士?的な、独立してかつ売主にモノ言える専門家を用意する必要がある気がしています。管理士を法律で義務にする、など考えられますが、もう少し法律的な裏付けないと任命された管理士がこれまた独りで巨大企業と戦うのはキツそうだなと。
管理士を起用したところで、区分所有者のために働く動機づけも難しいですよね…
管理会社が管理者の場合、管理士にとっても何もしないほうがコスパが良くなるので。職業倫理感だけで、区分所有者のために心底働けるかというと疑問符が付きます。
特に新築マンションでは、管理士の採用権限をデベが持っている限り、戦う管理士はそもそも採用されない気がします。
するどい視点ですよね。韓国みたいに管理事務室に管理士資格(相当)の人が常駐するとか、制度的に専属の専門家を張り付ける(管理会社とは別に)仕組みでもつくらないと難しいと思うんですよ。でその韓国から日本の管理会社お任せ制度も悪くないで視察団を受け入れました(うちのマンション)
じゃぁ監事は別に会計事務所から呼んできましたとなったとして、その監事ほかのマンションも多数見ているでしょうから、管理者(管理会社)・管理組合どっちの方向をむいて仕事してくれるの?という問題もでてきます。
これは全くそのとおりだと思います。
初期の不具合はどうしても発生しますが、手心を加えられてしまうと後の祭りです。最初のところだけビシビシやって直すところは直してもらい、その先の巡航運転になった時に、第三者管理に移行する、これがベストかなと。
管理コストに関係して、”利益を上げたい” vs “節約したい” の立場を同一会社は利益相反?のほかに多くの初期設定の管理会社は、売り主の子会社なので、売り主とのアフター関連の交渉が、理事会制度をなくしてしまってちゃんとできるの?(シビアな瑕疵を管理会社が見つけてくれた事例を聞いたことがありません)ってのはおっしゃる通りです
管理士とかの個人の力で、何千人と人のいる管理会社に対抗するのは難しいだろうなには同感です。
初投稿ですm(__)m
直近購入した三井物件が第三者管理方式だったので色々検索してこちらにたどり着きました。これから始まる印象を下記に。
良い点
・理事会運営の手間が不要
気になる点
・権限集中で所有者の意見が反映されていくのか不安
理事会制度なら、オーナーからの何か注文にすぐ理事会からレスポンスがあるとも限らないんですけどね。うちは大抵は理事会審議で返事は議事録なのでかなり(平均で2ヶ月くらい)の待ちになります。
コメントありがとうございます。はるぶーさんのツイッター等のコメントもずっと拝見していて、自分が買ったら提案したいことあれば理事に立候補するか~と思っていたところなので、拍子抜け感がありまして。。必要な提案はしながら三井の対応を見ていこうと思います。
売買契約時の売主の開示の範囲を明確にすべきと思いました。開示すれば管理費が高い理由として整理ができて双方にメリットがあると思いました。
すごく古いか、すごく高額のマンションか、はたまた戸数がすごく多いとかで理事会制度ではもはやハンドル不能というのでないところも、割と一律に第三者移行してるげな感じですね。
参考までに、物件は個数80弱、平均坪単価270万円ほど、小田急沿線のファミリータイプの板状マンションです。
普通に戸数・お値段的に今までなら理事会制度で回せているとこも含めて、新築全数を第三者管理(とくに理事会がなくなるタイプ)にして三井にお任せくださいが方針みたいですね
坪200万クラスでも事例がでてきています。どこもあんまり購入検討掲示板では話題になっていないので気が付きにくいですが
【監事役の導入関連】
三井とフィールズの第三者管理関連のやりとり。
参考まで
http://www.fields.ac/blog/accounting/348.html
無論このコストも管理費にアドオンするしかない
監査・監事のような外部の目があれば、第三者管理のほうが楽だと思います。
ゴミ出しや警備についてはお任せしているので、それ以上のマンションの管理についてもまるっとお金を払っておまかせしてしまうイメージです。
意思決定も早くなるメリットがあると思います。
つまり、管理会社にいいようにされない仕組みがお金を払って実現できるなら、それが一番良い。あとは住民のように「我が事」と思って管理してくれるかだけですね。
管理者≡管理会社に初期設定されているケースでそこをきちんとしてあるってのはなかなか難しいかなとも思えるんですよね
会計事務所あたりを、初期設定する例もでてくるでしょうが。まさにおっしゃる視点でやってくれるかどうかですね。きちんと決算が一致していることを確認することと、住民目線でやってくれているかはまた別の話になる気もします。
議論を拝見しました。個人的には高いお金を払って社外のプロ経営者に経営を任せるよりも、従業員からたたき上げの社長にお任せしたい派なので、第三者管理の議論を契機に、自主管理の価値を見直して、理事への対価の支払い等の議論に発展すれば良いのにな。と思いました。
第三者に管理を委任しても、その第三者を管理(監理)する部分に所有者(内部者)は関わらざるを得ない(白紙委任はありえない)ので、結局、(業務範囲は狭まるにしても)理事会に代わる内部組織(指名委員会?選任委員会?)が必要になってくるのではないか?との思いもあります。連投すみません。
監事はもともと”理事会”のメンバーではないですし、区分法で開催の義務規定のある総会がなくなるわけでもありません。その代わりに、”理事”はいないとしないと、結局は時給5千円ー1万円級のオーナー住民の無料労働にフリーライドしているという理事会制度の本質的な問題は解消しないですね
例えば私。金銭的損得でいうなら、1回ブログを書くほうが1月分の理事会労働より”お得”ですし、外部で講演とか依頼されると1回で1年分の理事報酬を軽く超えることがあります。それを”自分のマンション”からはとてももらえないわけです。
第三者管理で”管理者”として責任を第三者のプロが負うことの報酬と、住民理事のボランティアへの寸志みたいな役員報酬はけた違いに値段が違うもので、オーナーが自分の仕事で稼いでいるタイムチャージに匹敵するお金を捻出して依頼できないなら、オーナーが納得する仕事は依頼できないと思うのです
となると、”第三者管理”的に移行するなら、頼む人は”その管理組合の人ではない”を徹底しなうと、今のごく少数にただ働きさせて結果にフリーライドしようという「自主管理がんばおろう!」系がたちゆかない組合の問題の解決先にはなりえないと考えます。
> 個人的には高いお金を払って社外のプロ経営者に経営を任せるよりも
この考え方をしている人が過半数である管理組合が、第三者管理に移行するのは難しい気がしています。”例え高いお金を払ってでも” ”全戸理事はしなくてよい”というサービスを買っているものですので
自分で調べずにお聞きして申し訳ないのですが、海外のマンション(レジデンス)では、この「第三者管理方式」が一般的なのでしょうか?
はるぶーさんならご存知かな、と思いまして。
管理会社がそのまんま管理者を兼ねるスタイルは海外においても必ずしも一般的ではありません。
ありがとうございます。
海外でもまだ一般的ではないスタイルなんですね。
輪番理事経験者としては、両方にメリットと課題の両方を感じてしまい、最適解が分かりません…。
新築時から理事会なしで長くやってますの事例がまだないので評価は難しいですね
議論を興味深く拝見させて頂きました。
お伺いしたいのですが、第三者管理の場合は管理費がどの程度割高になるのでしょうか?
名古屋のマンション管理士事務所さんの場合ですと、50戸で110000円と記載があり、戸あたり管理費が月額2200円高くなる計算です。三井もそうなのでしょうか
第三者管理のマンションを購入すると楽そうだなあと思う反面、月2000円も高くなるのなら、躊躇してしまいます・・・。
以下は参考にさせて頂いた名古屋のマンション管理士さんの料金です
https://www.nagoya-mankan.jp/15360516544712
”理事会としての機能” の置き換えなので、現状との比較でいうと、コストアップ計算は今どの程度理事会役員が”会議とは別に” 運営のために時間をかけているかになるかと思います。このパターンは”管理士が受ける”場合で”管理会社が受ける場合”ではないでしょう。
例えばうちの理事は30人で、年に2500-3000時間を理事会にかけていますが、そのうち半分が合意形成のための時間ですから”管理者”を管理組合に常置して全部お任せとするなら専属常時設置0.5人×年は必要でしょうから、500戸でも月2千円程度はUPしないと同じことはできません。
一方で”最初から管理組合なし”(最近の三井方式)なら、理事会のお世話をいう要素がなくなる(案外沢山の手間がかかっているものです)ので、それほど大きなコストアップにはならないと思います。但し、工事などに競争原理は働きません。全て言い値で受けることが条件にはなろうかと思います。
ご返信ありがとうございます。
なるほど、管理士と管理会社では仕組みや費用が異なるのですね。単純な費用比較ができなさそうなことが理解できました。ありがとうございました。
”組合なし” ではなくて、”組合理事会なし” ですね(訂正)
疑問なのですが、この第三者管理方式で他のマンションからリプレイスして受注する大手管理会社はなぜないのでしょう?(ありましたらすみません)多少の費用はかかっても、安くて役員しなくてよいのなら今のマンションで話し合って頼みたいなと考えてしまいます。でも、反対する人も多いでしょうね
積極的に、第三者管理の管理者を、管理会社として受けてる会社は、三井くらいしか私は知らないですね。第三者管理に移行するのは比較的簡単ですが、どうもうまくいかないで元に戻すのは至難です。その覚悟はいりますね。
第三者管理のサービスはまだまだ黎明期なのですね。三井のHPもみてみましたが、第三者管理の申し込み説明ページは見当たりませんでした。各社サービスのかたちの模索中なのかもしれません。確かにはじまってしまうと元には戻せませんものね。
ご返信ありがとうございました!
いつもお世話になっております。
役員の公平性の担保のため理事会制度を廃止し、第三者管理を導入する場合について質問させてください。
第三者管理導入は規約変更を伴うので特別決議と思います。右記追加4 組合員以外の者から理事又は監事を選任する場合の選任方法については細則で定める。
法人化されていない通常のマンションでは標準管理規約準拠で、理事による ”理事会”制度があり、”理事長”個人(自然人)を区分法の管理者に充てる規定があるので、移行は”必ず” 3/4 の特別決議です。これを過半数で可能にする抜け道はないですし、やるべきとも思わないです。
しかし、まずは標準管理規約準拠として上記文言を入れて、翌年に「理事会制度廃止及び第三者管理開始の件」として普通決議をとれば、過半数で第三者管理を導入することは可能でしょうか?
理事会制度のマンションを購入して、将来役員の成り手がいなくなれば導入するという選択肢もありならよいなと
合人社も第三者管理を開始しているようですが実例は聞いたことがありません。三井の初期設定位しか普及しておらず、やはり変更は難しいのかもしれません。理事会で動いている所を変更する合意形成は困難なのかとhttps://www.gojin.co.jp/mankan/management/
第三者に移行するのは、”理事の成り手がない”場合ですが、成り手がないには、”全員高収入なので手弁当で理事をする意味がない”と、”高齢者ばかりで輪番などの制度が崩壊している”の2ケースがあり、後者のケースでは、第三者管理のコスト受容性がない可能性が高いですね。
早速詳しくありがとうございました。第三者管理に移行するには特別決議が必要なのですね。成り手不足と理事による時間投資の経済不合理性への解決策としてはとても有効と感じています。また色々とべんきょうしてみます。いつもありがとうございます。
今後「第三者管理」が更に進んで、管理者=理事長と委託管理会社を融合した「ハイブリット管理業」への進化を期待。権限集中のリスクはあるが、住民選出の代議員による定期的牽制や行政による業者規制強化など制度的枠組み整備は必要ですが。高収入層の物件からは需要もあると思います。